Volume Forty-Five

¥1,650

特集:影響 ~私らしさをつくる力~

何が、いや誰が、世界を動かすのでしょうか?

Kinfolkはこれまで、「意図をもった暮らし方」、つまり自分らしさを切り開き、思慮深いライフスタイルを提案してきました。2024年夏号では、私たちの決断を左右する権力やお金、政治、そして他の人々からの影響を探ります。

特集セクションでは、影響という目に見えない現象の仕組みを探求します。世界の中心ニューヨークで活躍するイットガール的パワーを持つパブリシスト、ケイトリン・フィリップスの仕事は、クリエイティブ業界に身を置くクライアントの影響力を作り上げること。資産家の令嬢「アンナ・デルヴェイ」を名乗り、マンハッタンの富裕層から巨額の金を巻き上げ、詐欺罪で服役していたアンナ・ソロキンが、自身の犯罪にまつわるメディアの報道やNetflixの連続ドラマを通じて得た多大な影響力を、今後どう活用しようとしているのかを話してくれました。幼少の頃、ウガンダの反政府武装勢力「神の抵抗軍」による残虐行為から逃れたファッションモデルのデニス・オクウェラは、故郷を再建させるために慈善財団を立ち上げ、率先して多額の自己資金を寄付しています。また、バーニー・サンダースとアレクサンドリア・オカシオ=コルテスの選挙ャンペーンを支えた上級政治ストラテジスト、ワリード・シャヒドが、今年秋のアメリカ大統領選挙を形作る渦巻く権力について解説しています。今号で唯一のSNSのインフルエンサーと呼べる存在はシュペットちゃん。カール・ラガーフェルドの愛猫でミューズ、そしてKinfolkの新しい友人でもあるシュペットちゃんが、気ままに休暇を楽しむ愛らしい姿を披露してくれました。

特集以外のページもぜひお楽しみください。インターネットで人気の料理研究家、アリソン・ローマン、パリでラビを務めるデルフィーヌ・オルヴィルール、ベルリンの入場困難なナイトクラブ「ベルクハイン」の名物バウンサーであり写真家のスヴェン・マルクヴァルトなどが登場します。

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