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THERAPY WITH WALT ODETS
ウォルト・オデッツのセラピー

誰だって自分の人生から傷を負う。さらにゲイの男性たちは、自分たちのコミュニティの傷跡をも抱え込んでいる。臨床心理士で作家のウォルト・オデッツは、彼らの心の傷を癒すためにバークレーでセラピーを行っている。
Words by Tom Faber. Photography by Cayce Clifford..

  • Arts & Culture
  • Volume 40

誰だって自分の人生から傷を負う。さらにゲイの男性たちは、自分たちのコミュニティの傷跡をも抱え込んでいる。臨床心理士で作家のウォルト・オデッツは、彼らの心の傷を癒すためにバークレーでセラピーを行っている。
Words by Tom Faber. Photography by Cayce Clifford..

ウォルト・オデッツの著書を読んで最初に 感じるのは、彼が並外れたセラピストである に違いないということだろう。2019年に出版 された『Out of the Shadows: Reimagining Gay Menʼs Lives(原題)』(影の外へ:ゲイ男性 の生き方を再構築する)は、エイズの蔓延とそ の長い余波を通じて、35年以上にわたりゲイ 男性にセラピーを行ってきたオデッツの洞察 と回想を集約したもの。本書を「白鳥の歌」 (訳注:最後の作品の意)だと表現する彼は、 繊細で、探求的で、人道的な方法で精神を追求 する。そして、あるときは曖昧さを受け入れ、 あるときは率直に意見を述べている。ゲイ男 性に特化した心理学資料が驚くほど希少なた め、本書の重要性はより一層高まっている。発 売時、『ニューヨークタイムズ紙』は「切実で 痛々しいほど美しい」と評した。

オデッツは、執筆やセラピーの傍ら、長年に わたり HIV の啓蒙活動に取り組んできた。 1995年には、ウイルスに感染していないゲイ 男性が抱える心理的トラウマ(悲しみや不安、 生存者の罪悪感)について、反響を呼んだ著書 を出版している。きれいに梳かれた白髪に黒 縁の眼鏡という風貌の……

続きは紙面でお楽しみください。

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こちらの記事は Kinfolk Volume 40 に掲載されています

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