フランスのリベラル派ユダヤ教運動の指導者であり、パリでラビを務めるデルフィーヌ・オルヴィルールは、著名な知識人であり放送作家でもある。ユダヤ教の聖典や思想に関する執筆や指導、そしてユダヤ教における女性やLGBTQ+コミュニティの位置づけに関する進歩的な考え方は、世界中のユダヤ人と非ユダヤ人の両方に共感を呼んでいる。オルヴィルールは、聞くこととストーリーテリングがすべての仕事の基本だと言う。2021年に出版され、翌年には日本語にも翻訳された近著『死者と生きる』には、遺族に付き添い葬儀の司宰を務めてきた長年の経験談や、それを元にした考察が、現代の問題や宗教の教えを織り交ぜながら綴られている。今回は私たちの人生における死の位置について、そして私たち全員が弱さから学べることについて語ってくれた。 ラビになったきっかけは? かなり複雑な経路を経てラビの職にたどり着きました。イスラエルに4年間住み、医学を学んだ後、フランスでジャーナリストをしていました。ユダヤ教を学べる場所を探しましたが、フランスは非常に正統的なので、何度も「男性限定」と言われました。その後、ニューヨークで・・・・・・ 続きは誌面でお楽しみください。 TwitterFacebookPinterest こちらの記事は Kinfolk Volume 45 に掲載されています 購入する Related Stories Arts & Culture Volume 43 オールド・ゲイズ TikTokの大人気のコンテンツが生まれる賑やかな家に潜入。 Arts & Culture Volume 31 四角い空間 インターネットの美学について。 Arts & Culture Volume 48 リーダーが去った後の世界 指導者が亡くなると共同体はどうなるのか? ティク・ナット・ハンの教えを守り続けているフランスの仏教僧院について。 Arts & Culture Volume 49 マリアーヌ・イブラヒム 世界中を飛び回るギャラリスト。 Arts & Culture Food Volume 46 ソウルのカフェ ソウルでちょっと一休み。 Arts & Culture Volume 34 絵文字について 絵文字は千の文字に勝る?