建築家の伊丹 潤にとって、風の強い韓国の済州島は聖域だった。1937年に東京で韓国人の両親のもとに生まれ、日本で育った伊丹は、しばしば韓国人と日本人というアイデンティティの狭間にいることを感じていた。朝鮮半島の南、日本の西に位置する済州島は自然と第二の故郷となり、その険しい風景に安らぎを見出した。 2000年代、つまり人生の最後の10年間に、伊丹はここでもっとも美しく、高い評・・・・・・ 続きは誌面にしてお楽しみください。 TwitterFacebookPinterest こちらの記事は Kinfolk Volume 46 に掲載されています 購入する Related Stories Arts & Culture Volume 41 ジョーダン・キャスティール 肖像画で名を成した画家が今、植物を描く。 Arts & Culture Volume 33 未来に関する調査 50年後の世界はどうなっているだろう? 5人の専門家の意見。 Arts & Culture Volume 37 偽りの鏡 マグリットの象徴的な雲とシュールレアリスムの感性にインスパイアされたコンポジション。 Arts & Culture Volume 40 アリス・シェパードと舞う 身体と対話するためのダンスについて。たとえそこに痛みが伴うとしても。 Arts & Culture Volume 46 自由な精神 イタリアの古道を馬に乗って、自由気ままな旅。 Arts & Culture Volume 38 リワイルダー:トーマス・マクドネル ハイランド地方を再生する自然保護活動家。