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スフィンクス・ヒル

ジョン・アウトラムによるポストモダンなエジプトの幻想。
Words by Emma Moore.

  • Interiors

ジョン・アウトラムによるポストモダンなエジプトの幻想。
Words by Emma Moore.

イングランドの村、モールズフォード近郊のテムズ・パスを歩いていると、川沿いの草地と、ヴィクトリア朝やエドワード朝様式の上品な邸宅が織りなす牧歌的な風景が、ふいに途切れる。木々の向こうに突然現れるのは、3つの空色の弧がぶつかり合うように連なる屋根だ。柳色の壁の間から黄土色の柱が立ち上がり、その頂にはテラコッタの円盤が浮かんでいる。建物は低く横に長く広がり、その左右対称のファサードは、昇る太陽とテムズ川に向いている。このあたりのテムズ川は、オックスフォードシャーでは「イシス」とも呼ばれる。その名は、エジプトの魔法と母性の女神に由来するのではなく、ローマ時代の川名「タメシス」に由来すると考えられている。それでも、エジプト学を取り入れたポストモダニズム建築の傑作「スフィンクス・ヒル」の水辺を縁取る川の名としては……

続きは誌面でお楽しみください。

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