マリアーヌ・イブラヒムがギャラリーを開くことを決意したとき、多くの人が反対した。「まず物事の仕組みを知らないとダメだ、と親切心でいろんな人に言われました」とパリにいるイブラヒムは電話先で話す。ソマリア系フランス人のイブラヒムの前職はマーケティング。そのためアートギャラリーを成功させるための知識や経験を持ち合わせていない、と周囲からは懐疑的な見方をされたという。「でも、私は自分が何をしたいのかわかっていました」。そして2012年、アフリカや中東出身のアーティストを支援するM.I.Aギャラリーをシアトルに設立した。空港に到着したばかりのイブラヒムは、打ち合わせに向かうためにタクシーに乗り込みながら話を続ける。わずかな時間も無駄にしないのだ。2019年、ギャラリーをシカゴに移転し、M.I.A(「MissinginArt」と旧姓・・・・・・ 続きは誌面でお楽しみください。 TwitterFacebookPinterest こちらの記事は Kinfolk Volume 49 に掲載されています 購入する Related Stories Arts & Culture Volume 47 エッセイ 一世一代のウエディングパーティ ミレニアル世代は結婚式の価値を下げているのか? Arts & Culture Volume 42 カリン・ママ・アンダーソン スウェーデンきっての画家の物悲しくミステリアスな世界に潜入。 Arts & Culture Volume 46 自由な精神 イタリアの古道を馬に乗って、自由気ままな旅。 Arts & Culture Volume 40 スウェーデン流 死のお片付け スウェーデン流の断捨離術。 Arts & Culture Volume 48 遠くまで届くアガ・カーンの力 イスラム教の遺産を活性化させているアガ・カーン文化基金。同基金のディレクター、ルイス・モンレアルとともに、マンジュ・サラ・ラジャンが最新プロジェクトを探る。 Arts & Culture Volume 43 平和と静寂 何世紀もの歴史を持つ英国のクエーカーの集会所は、静かに内省するために存在する。
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