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  • Volume 38

ポンツァ島:

溶岩でできた海岸で泳いだり、 おいしいものを食べたり。

新刊『KINFOLK ISLANDS』からの抜粋。 Words by LAURA RYSMAN. Photography by CONSTANTIN MIRBACH.

ティレニア海のトパーズ色の海面から鋭く浮かび上がるイタリアのポンツァ島は、太古の時代のオーラをまとっている。ポンツァの港町にはカラフルな色の住宅が密集しているが、それとは対照的に、浜辺には溶岩の崖が切
り立っている。地球が誕生した時代にできたこの天然の防波堤は、この地を探検したエトルリア人やギリシャ人が、初めてこの島にたどり着いたときに見た景色なのだろう。「ここは海の真ん中にあるのでユリシーズの足跡をたどりながら、古代ギリシャの哲学とつながることができる場所です」と、ローマ出身の著名なアーティスト(サイ・トゥオンブリーの弟子)、アルベルト・ディ・ファビオは話す。彼は、10年前にポンツァ島の静かな場所にスタッコの家を購入し、何年もかけて夏の間にリノベーションを施し都市生活からの避難所に変えてしまったのだという。「この島は、アナログな時代を懐かしむために来るところなんです」と彼は微笑みながら言う。

ディ・ファビオはローマとニューヨークにアパートメントとスタジオを構えているが、彼……

続きは紙面でお楽しみください。

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こちらの記事は Kinfolk Volume 38 に掲載されています

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