ニューヨークのチャイナタウンにあるジャンカーロ・ヴァレが率いるイ ンテリアデザイン事務所には、さまざまな世界が広がっている。スタジオ 中に散らばっているドールハウスのような模型の内部には、丸みを帯びた ミニチュアのソファやコーヒーテーブル、ポケットサイズのランプや花 瓶、ポストカードほどの大きさの衝立や絵画が収められている。これらの 模型は、ヴァレの進行中のプロジェクトを緻密に表現している。コネチ カットの郊外に建てる住宅の模型には、クライアントが所有する有名建築 家がデザインした名作家具の膨大なコレクションが細かく再現されてお り、ヴァレはこれらの家具の配置を含めた全体の設計に取り組んでいる。 棚に置かれたものの中で一際目を引くのは、粘土で作った動物や道具など の小さなアイコンを壁と天井一面に散りばめた、細部まで作り込まれた部 屋の模型。これは中止になったプロジェクトだが…… 続きは紙面にてお楽しみください。 TwitterFacebookPinterest こちらの記事は Kinfolk Volume 37 に掲載されています 購入する Related Stories Arts & Culture Volume 29 マリオン・モタン 人気振付家のモタンが、自身の信念である“直感のムーヴメント”について、さらにマドンナのツアーに同行したことで心が壊れかけた理由をダフネ・デニスに語る。 Arts & Culture Design B.V. Doshi インド人建築家として初めて建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を2018年に受賞したバルクリシュナ・V・ドーシ。 Design Volume 44 ジョン・ポーソン ミニマリズムのキングと呼ばれるジョン・ポーソンが、ミニマリズムの恩恵と呪縛について語る。 Design Volume 50 バーバー & オズガビーの仕事場 ロンドンのデザインデュオが30年にわたる友情とコラボレーションを語る。 Design アーカイブ: シャルロット・ペリアン モダニズムがただの美意識のムーブメントではないと熟知していたシャルロット・ペリアンの目的は、より美しい建物をつくることではなかった。 Design Volume 49 ホームツアー フレイ・ハウスII パームスプリングスのモダニズムの精神的中心となった質素な住宅の内部。
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