今回の展示の主役は、インド人建築家として初めて建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を2018年に受賞したバルクリシュナ・V・ドーシ。 1951年のロンドン留学時に、ロンドン郊外のホッデストンで開催されたCIAM(近代建築国際会議)第8回会議にてコルビュジエ、吉阪隆正と出会い、翌年、パリにあるコルビュジエのアトリエに入所。スタートしたばかりのチャンディーガル計画に従事し、インド西部に位置するアーメダバードにおいて、コルビュジエ建築の最高峰と言われる「サラバイ邸 /1952-56」「ショーダン邸 /1952-56」「繊維業会館/1956」「サンスカル・ケンドラ美術館/1957」のチーフアーキテクトとして活躍しました。 また、1962年に初めて訪印したルイス・カーンの共働者としてインド経営大学の建築も担当。二人の巨匠のもとで学び、インド近代建築の発展に尽力しました。 2023年に惜しくもこの世を去りましたが、彼の功績をいまこうして目の前の家具たちで確認することができます。 こちらの写真で紹介している家具、雑貨の詳細はKinfolk Case Study Roomでご確認ください。 TwitterFacebookPinterest Related Stories Arts & Culture Volume 37 偽りの鏡 マグリットの象徴的な雲とシュールレアリスムの感性にインスパイアされたコンポジション。 Arts & Culture Volume 31 四角い空間 インターネットの美学について。 Arts & Culture Volume 46 言葉 イニョン 前世からつながる未来。 Design Volume 44 ショーン・キャンティ ハーバード大教授が社会変革の原動力としての建築について語る。 Arts & Culture Volume 46 スタジオ訪問 ヘイディ・ベッカー 画家が必要とする創造的刺激に満ちたロンドンのスタジオ兼自宅の内部。 Arts & Culture Food Volume 44 イモジェン・クォック 食べ物で遊ぶアーティスト。