• お買い物カゴに商品がありません。
cart chevron-down close-disc
:

シャルル
ドゥ・ヴィルモラン

ワイルドでウィアード、でもウェアラブル。 仏ファッションの常識に挑戦するクチュリエの弟子。
Words by Daphnée Denis. Photography by Luc Braquet.

  • Fashion
  • Volume 39

ワイルドでウィアード、でもウェアラブル。 仏ファッションの常識に挑戦するクチュリエの弟子。
Words by Daphnée Denis. Photography by Luc Braquet.

「このあたりの服も私が作りました、とでも言っておきましょうか?」パ リにある PR 会社のショールームで、ラックに掛けられたオランダのブラン ドViktor & Rolfの2022年秋のクチュールコレクションに向かいながら、 シャルル・ドゥ・ヴィルモランは少し生意気な口調で言った。私たちは、たったいまヴィルモラン自身のブランドの 2022 年秋のルックをじっくり見せ てもらったところだ。それは不気味なエイリアンの顔やミステリアスな花、 泡立つビールのグラスが白いシャツにハンドペイントで描かれていたり する、カラフルで舞台衣装のような大胆なコレクションだった。彼が個人 的に気に入っているのはビールのデザインだという。自身のブランドの派 手な色使いは、Viktor & Rolf のマットなブラウンとダークブルーのカラーパレットとは対照的だが、同ブランドが 26 歳のヴィルモランに影響を与え ていることは容易に想像できるだろう。両者には、誇張されたシルエット やドリーミーな美学を好み、演劇や詩的な感覚を持ち合わせているという 共通点がある。だがヴィルモランは、これまで特定のメゾンから受けた影 響についてほとんど言及したことがなかった。そのことを PR マネージャー が指摘すると、ヴィルモランは「私は彼らの熱狂的ファンなんです。ピカソ へのオマージュとして作った白一色のコレクションは非常に崇高でした」 と、キュービズムにインスパイアされたViktor & Rolfの2016年春夏コレク ションの素晴らしさ……

続きは紙面でお楽しみください。

01_nouhin

こちらの記事は Kinfolk Volume 39 に掲載されています

購入する

Kinfolk.jpは、利便性向上や閲覧の追跡のためにクッキー(cookie)を使用しています。詳細については、当社のクッキーポリシーをご覧ください。当サイトの条件に同意し、閲覧を続けるには「同意する」ボタンを押してください。