初めに2頭のカイコガがあった。何百もの 繭が作られた。長い糸ができた。そして、エ フォートレスなエレガンスの代名詞となるス カーフ「カレ」が誕生した。 エルメスが語る伝説的なシルクスカーフの 始まりの物語は、創世神話とよく似ている。あ まりにも貴重で高価であるがゆえ、かつて戦 争の原因になり、さらに歴史上もっとも有名 な交易路の名前にもなったシルク。カレの誕 生は、そんなシルクをめぐる壮大な愛の叙事 詩の幕開けでもある。フランスのラグジュア リーメゾンであるエルメスは、1837年に馬具 工房としてスタートしたが、その90cm角の 正方形のシルクスカーフは、過去1世紀近くに わたり、エルメスを象徴するオブジェ(製品) として位置づけられ・・・・ 続きは紙面にてお楽しみください。 TwitterFacebookPinterest こちらの記事は Kinfolk Volume 36 に掲載されています 購入する Related Stories Arts & Culture Volume 29 マリオン・モタン 人気振付家のモタンが、自身の信念である“直感のムーヴメント”について、さらにマドンナのツアーに同行したことで心が壊れかけた理由をダフネ・デニスに語る。 Design Fashion Volume 37 ミシェル・ エリー 大胆な着こなしの魅力。 Design Interiors Volume 44 アクセル・フェルフォールド 究極の審美眼が宿る城塞。 Design Partnerships 再び集う フリッツ・ハンセンとのパートナーシップによる、小さな集いの再来。 Design アーカイブ: シャルロット・ペリアン モダニズムがただの美意識のムーブメントではないと熟知していたシャルロット・ペリアンの目的は、より美しい建物をつくることではなかった。 Fashion Volume 38 WILDEST DREAM/見果てぬ夢 カモフラージュの証明。
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