スコットランドのハイランド地方を訪れる 人は、眼の前に広がる風景を「手つかずの自然 の姿」だと感じることだろう。イギリス最北 端のこの地では、住民よりもアカシカの数の 方が多く、最寄りのスーパーマーケットに行 くのに1日がかりになることも珍しくない。こ の地方の自然は広大かつ残酷だ。泥炭地、凍て つく湖、つねに雨を降らせる空に向かってそ びえ立つ岩石だらけの山々。平原を覆う低木 のヘザーより背の高い植物はほとんど育たな い。日帰りのハイキングをしただけでも、なん とか生き延びることができたと感じられる場 所だ。 ロマンを感じるほど荒涼とした景観にひと つ大きな問題があるとしたら、それがハイラ ンド地方の「真の姿」ではないということだ。 今年の5月、私はケアンゴームズ国立公園を 訪れ、トーマス・マクドネルと1日を過ごした。 彼は、ハイランド地方の……. 続きは紙面でお楽しみください。 TwitterFacebookPinterest こちらの記事は Kinfolk Volume 38 に掲載されています 購入する Related Stories Arts & Culture Volume 34 重すぎる想い セーターの呪いの不思議な歴史。 Arts & Culture Volume 49 ベティ・リード・ソスキン 活動家であり、地域のリーダー、そしてアメリカ史上最高齢のパークレンジャー。 Arts & Culture Volume 51 文化支援 ミケル・ハンセン ハンドボールのレジェンドが語る、アート投資について。 Arts & Culture Volume 38 考古学者:アヤナ・オミラデ・フレウェレン 土を掘り、海に潜る学者。 Arts & Culture Design B.V. Doshi インド人建築家として初めて建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を2018年に受賞したバルクリシュナ・V・ドーシ。 Arts & Culture Volume 47 人生の対価 自分の時間をいかに過ごすか。