南カリフォルニアの砂漠から突如としてそびえ 立つサンジャシント山脈。赤茶色と褐色の色 合いの険しい岩だらけの斜面が連なり、その 稜線は真っ青な空に突き刺さるように切り 立っている。その山の斜面に半分埋もれるよ うに建っているのが、スイス生まれの建築家 アルバート・フレイが30年以上住んでいた 〈フレイ・ハウスII〉。1964年に完成したこの家 は、傾斜屋根のシンプルなガラス張りの長方 形で、家全体がほぼ透明だ。構造を支える鉄骨 フレームは、家の内部に突き出 ・・・・・・ 続きは誌面でお楽しみください。 ダイニングテーブルはフレイの製図台としても使われ、プール越しにパームスプリングスを眺めることができる。 TwitterFacebookPinterest ダイニングテーブルはフレイの製図台としても使われ、プール越しにパームスプリングスを眺めることができる。 こちらの記事は Kinfolk Volume 49 に掲載されています 購入する Related Stories Design Interiors Volume 44 アクセル・フェルフォールド 究極の審美眼が宿る城塞。 Arts & Culture Design B.V. Doshi インド人建築家として初めて建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を2018年に受賞したバルクリシュナ・V・ドーシ。 Design Volume 46 アラン・ヴォーン=リチャーズ邸 都市化が進むラゴスの一角に存在感を示す実験的な住居。ひとりの建築家のアイデアとここで暮らした家族の静かな記念碑として、今なお佇む。 Design Interiors Volume 37 ジャンカーロ・ヴァレ ジャンカーロ・ヴァレの仕事場。 Design アーカイブ: シャルロット・ペリアン モダニズムがただの美意識のムーブメントではないと熟知していたシャルロット・ペリアンの目的は、より美しい建物をつくることではなかった。 Design Volume 44 インガ・サンペ 人々に作品を購入してもらいたいと願うフランス人デザイナー。