ベツレヘムのすぐ西にあるパレスチナ古代 の村バティールの丘には、段々畑が広がって いる。静かな日陰にあるつる棚から垂れ下が るブドウの房。その向こうには、石垣やオリー ブ畑、ローマ時代の灌漑システムなど、古代の風景が見渡せる。この景色はまさに生きた歴 史である。この地で今も行われている伝統的 な農法が2014年に評価され、バティールはユネスコ世界遺産に登録された。 しかしながら、谷間のさらに奥には、イスラエル占領下のヨルダン川西岸とエルサレムを 隔てる有刺鉄線のフェンスという、より最近 の歴史を象徴する痛ましいものがある。 イ スラエル軍は、ガザやヨルダン川西岸地区の パレスチナ人農家たちが収穫期にイスラエル側に立ち入るのを、安全保障上の懸念という理由でしばしば阻止している。近年、イスラエ ル人入植者たちは …… 続きは誌面でお楽しみください。 TwitterFacebookPinterest こちらの記事は Kinfolk Volume 43 に掲載されています 購入する Related Stories Arts & Culture Volume 48 踏みならされた道 聖地巡礼の復活について。 Arts & Culture Volume 50 WARP SPEED 伝統の織物を、誰も見たことがない境地へと昇華させる京都の織り手たち。 Arts & Culture Volume 49 ロサンゼルスは彼方 ニューヨーカーがロサンゼルスについて考える。 Arts & Culture Volume 31 新しい儀式 何気ない日々に意味を与える、新しい儀式をご紹介。 Arts & Culture Volume 50 絆を深める 友情を育むための専門的なアドバイス。 Arts & Culture Volume 43 平和と静寂 何世紀もの歴史を持つ英国のクエーカーの集会所は、静かに内省するために存在する。