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AXEL VERVOORD

アクセル・フェルフォールド

  • Design
  • Interiors
  • Volume 44

究極の審美眼が宿る城塞。
Words by Ali Morris. Photography by Salva López.

1961年、アクセル・フェルフォールドが初めてひとりでイギリスへの骨董 品探しの旅に出たのは、まだ14歳のときだった。貴族の屋敷にコレクショ ンされた何百点もの骨董品が、所有者たちが維持費を払えなくなったため に売却されていたのだ。数個のスーツケースと、地元アントワープのアン ティークショップで働いて稼いだそれなりのお金を携え、フェルフォール ドはベルギーのゼーブルージュ港からフェリーに乗ってイプスウィッチに 向かった。親戚や家族の友人の家に滞在しながら、家具や珍しい品であふ れる屋敷の屋根裏部屋をあさる日々を過ごした。自分の直感を信じ、気に入ったものを買った。

スーツケースをパンパンに膨らませてアントワープに戻り、数週間のう ちにすべてを売りさばいた。購入したのはほぼ母親の友人だったが、もっ と買いたいと言っていたそうだ。それはフェルフォールドにとって最初の 買い付けの経験であり、ビジネス帝国を築き上げたキャリアの始まりでも あった。現在彼は、アートとアンティークのビジネス、アントワープと香港 にある2つのアートギャラリー、インテリアデザイン……

続きは誌面でお楽しみください。

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こちらの記事は Kinfolk Volume 44 に掲載されています

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